PHPの基礎～関数(ユーザ定義関数)その３

前回、前々回と関数についてまとめました。
今回は関数についての最後です。

引数のデフォルトに関してまとめます。
引数は関数を使うために引き渡す値です。
毎回変化する可能性があるので変数を設定していましたが、
そこに決まった数字を入れておくこともできます。
それが引数のデフォルトです。

例えばお給料の計算をする関数を作りたいというとき、
計算に時給が使われる場合など決まった数字になることが多いと思います。
そのようなときに数値をあらかじめ設定しておき、
最初からその値が引数として渡ってきているようにすることができます。

前回作った「plusTwoNumbers」の関数に当てはめてみると
以下のようになります。

<?php
function plusTwoNumbers($one,$two=10){
    $ans = $one + $two;
    return $ans;
}

$a = 5;
$b = 8;
$c = 3;
$d = 7;

$ans1 = plusTwoNumbers($a);
$ans2 = plusTwoNumbers($c);

echo $ans1.'<ｂｒ>';
echo $ans2;
?>

この例では$twoの値にデフォルト値を設定しています。
引数をひとつしか渡していませんが、デフォルトの値があるので関数は機能します。
結果は以下の通りです。
「$a」に代入されていた「5」と「$two」に設定されたデフォルト値「10」が足され、
「15」が表示されています。下も同じく「$c」と「10」の合計で「13」です。

この場合、デフォルトの数値が関数内の処理に使用されましたが、
引数をこれまで通りふたつ引き渡すと、デフォルトではなく指定した値を
使用してくれます。

<?php
function plusTwoNumbers($one,$two=10){
    $ans = $one + $two;
    return $ans;
}

$a = 5;
$b = 8;
$c = 3;
$d = 7;

$ans1 = plusTwoNumbers($a,$b);
$ans2 = plusTwoNumbers($c,$d);

echo $ans1.'<ｂｒ>';
echo $ans2;
?>

作る関数に何をさせるかにもよりますが、
使い分けることでさらに幅が広がりそうですね。