今回は実際に使ってみたいと思います。
比較・代入・論理演算子は今後勉強する構文の中で使用されるので、
ここでは主に算術演算子の使い方をまとめようと思います。
算術演算子を使ってみる
算術演算子は算数で使う記号とほとんど同じ意味で使われます。プログラム上で計算式を書いて、ブラウザで確認してみると、
ブラウザには計算の結果だけが表示されます。
考えてみれば当然のことなのですが、これまでは文字列をそっくりそのまま
表示させていたので、少しそっけない印象を受けるかも知れないです。
計算結果を表示させたい場合、いくつか書き方があります。
簡単なものから順に例文を書いてみます。
まずは「echo(またはprint)」を使用し、直接的に計算結果を表示させる方法です。
eclipseで記述した文をブラウザに表示させるとこのように計算結果が表示されます。
これは次のようにも書くことができます。
ただし、次のように書くと、「+」も文字列として認識されてしまうため、
計算式として認識されなくなってしまいます。
このように文字列として、書いたままが表示されてしまいました。
前回紹介した算術演算子を一通り使ってみるとこんな感じです。
表示されるのが数字の場合、間に改行や空白、区切りなどを入れないと、
数字と数字の境目が分からず確認しづらいのでここでは改行を入れています。
(最後の改行はいらなかった…)
計算式を変数に代入してみる
次に、計算式を変数に代入する方法です。「$answer」という名前の変数に計算式「10+3」を代入し、それを表示させます。
結果は最初の「echo 10+3;」と同じです。
このように、変数には文字列や単体の数字だけじゃなく計算式を入れることもできます。
さらにこのように発展させることができます。
「$a」に「10」を、「$b」に「3」をそれぞれ代入しておき、「$answer」に「$a」と「$b」の
計算結果を代入しそれを表示させるという手順です。
少しややこしい感じがしますが、変数のところでも少し触れたとおり、
プログラムでは膨大なデータを扱うようになることがあり、
最終的に効率が良くなるように書かれるものなので、
短い計算式を書いている段階では回りくどいような感じがしてしまいます。
例えば、「$a」と「$b」にはそれぞれ、計算式の結果が代入されていると考えると
どうでしょうか。
「$a」の計算式の結果は「25」、「$b」の計算式の結果は「36」で、それをさらに足しているので
最終的には「61」という結果が表示されるわけです。
このように計算式が長くなったり複雑になったりすると、変数を使って表記した方がスッキリと
収まる場合もあります。
これは見た目の話になりますが、計算式の結果だけ出すのでは味気ないというようなとき
次のように書いて、式と答え両方を表示させることもできます。
変数(補足)でも書いたように、変数と文字列を「.(ドット)」でつないで表示させる方法です。
表示される部分も変数にしておけば、数字を書きなおしたいとき最初に定義した部分を
直すだけで良いので効率的です。
変数は使用される回数が多いほど強みを増しますね。
ブラウザではこのようになります。
次回からは基本的な構文の説明に入ります。
やっているうちにだんだん変数と演算子の理解も深まってくるようになるので、
今回やった基本的な部分が押さえられていれば大丈夫だと思います。
0 件のコメント:
コメントを投稿