今までやってきたことは基礎ですらなかったのかと少しがっかりもしますが、
文字列を表示したり、HTMLタグと組み合わせたりすることは今後も
大いに活用します。
今までのことにひとつずつ積み重ねていくような感覚を持っていただくと
できることがだんだんと増えて楽しくなるかも知れません。
ただ、今のところこれらの基礎をどんな場面でどのように活用するのか
という部分が見えてこないのでそれまでは
ひたすら覚える我慢のときになってしまいそうです…
まだまだ私も勉強中ですが、できるだけわかりやすくを心がけたいと思います。
変数
プログラムでは固定的でないデータを扱うことが非常に多くなるそうです。変数というのは、プログラムを書いていく上で一時的に保管しておきたいデータを
格納しておける箱のようなものです。
変数とは
空っぽの箱に数字や文字列、計算式などのデータを入れ、名前を付けておいて、
必要になったときにその箱を開けて中身を取り出し使うというようなイメージです。
この場合、箱に「10」を入れ、「$a」と名前を付けて保管してあるという感じです。
箱に中身を入れ、名前を付けることを「変数を宣言する」とか「変数を定義する」
などといいます。
変数の定義
変数の定義にはいくつかルールがあります。変数(箱)につける名前を「変数名」といいますが、変数名の前には必ず「$(ダラー)」を
付けます。
名前に使えるのは英数字と「_(アンダーバー)」ですが、
数字を名前の先頭に持ってくることはできません。
また、箱の中に入れておくデータのことを「値」といい、
変数名と値は「=(イコール)」でつながれます。
実際にEclipseで書いてみるとこんな感じです。
Eclipse上ではそのまま書いた数字は赤く表示されます。
またはこのように書きます。
数字はコーテーションでくくっても、くくらなくても数字として認識されます。
ただし全角文字の数字は数字としてではなく文字列として認識され、
気付かず書いてしまうとエラーが出るので注意が必要です。
ここで気をつけておかなくてはならないことがあります。
「=」は算数などで使用する、右辺と左辺は等しいという意味のイコールではないと
いうことです。
PHPの中では「=」は「左辺に右辺を代入する」という意味で使われます。
まさに箱に入れるイメージ。
今の段階では「$a」が10であるという事実に変わりはないのですが、
$aは10と等しいわけではなく、
$aに10を入れてあるので、10として使用することができる
という考え方をするようにシフトしていかないと今後混乱することになります。
変数を使う
実際に変数を使って文字列を表示してみます。aという名前を付けた変数に、「こんにちは」という文字列を代入し、
その変数「$a」を表示させるという流れです。
ブラウザで確認するとこのようになります。
「$a」の値である「こんにちは」がechoで表示されたということです。
echoで文字列をそのまま表示することと変わりないので、
最初はとても回りくどい感じがします。
もうひとつ、別の文字列を代入した、別の変数を作って、表示させてみます。
こんな感じになります。
さらに改行させてみます。
改行されました。
さらに、もうひとつ「$a」を表示させてみます。
このように繰り返し使うことができます。
少し変数が便利なものに見えてきたと思います。
「こんにちは」という文字列を変数「$a」として最初に定義してしまえば、
何度も「こんにちは」と書かなくて済むようになります。
基礎を勉強しているときは回りくどいと思うようなことも、
膨大なデータを扱うようになると効率を上げるために必要なことだったりします。
変数の考え方はその中でも最もシンプルなものだと思います。
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